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アドルフヴィルヘルム(2)(アドルフ・ヴィルヘルム) 神聖ローマ帝国のザクセン=アイゼナハ公の系譜に登場する人物。 関連: アドルフヴィルヘルム (アドルフ・ヴィルヘルム、父) マリーエリーザベトフォンブラウンシュヴァイクヴォルフェンビュッテル (マリー・エリーザベト・フォン・ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル、母)
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グランドヘルム(ぐらんどへるむ) 概要 デスティニー2に登場した兜系の頭防具。 登場作品 + 目次 デスティニー2 関連リンク関連品 ネタ デスティニー2 男性用の頭防具、兜の一種。防御+75、知性+10、TP回復+2。 地上軍拠点の装備屋で8100ガルドで買える。 分類 兜 備考 - 防御力 75 知性 10 TP軽減 2 固有スロット - 買値 8100 売値 4050 装備者 カイル・ロニ・ジューダス 入手方法 店 地上軍拠点・装備屋 落 ギーク(1%) ▲ 関連リンク 関連品 ▲ ネタ 名前は「大型の兜」という意味。 ▲
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ファイアヘルム(ふぁいあへるむ) 概要 なりきりダンジョンXに登場した兜系の頭防具。 登場作品 + 目次 エクシリア 関連リンク ネタ エクシリア 男性用の頭防具、兜の一種。物理防御力+203、魔法防御力+206で火属性に耐性を持つ。 Lv36以上の防具屋で買える。 分類 兜 防御属性 火 物防 203 魔防 206 買値 4970 売値 1739 特殊効果 - 装備者 ジュード・アルヴィン・ローエン 入手方法 店 防具屋:Lv36以上 ▲ 関連リンク ▲ ネタ ▲
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前ページ次ページサモンナイトクロス 「うおおおおおおッ!」 シンの怒号と共に、対艦刀〝エクスカリバー〟を刺突の形に構えた〝インパルス〟が〝フリーダム〟に向けて突進する。 〝フリーダム〟は後退をかけようとしているが、避けることは叶わないだろう。背部のウイングは、今までのシンの攻撃で破壊されている。 この状況まで追い込んだのは、まさにシンの狙い通りだった。レイと共に幾十、幾百も繰り返したシミュレーションの成果。 伝説の〝フリーダム〟を今、シンの執念が捉えたのだ。 一撃必殺の念を込め、〝エクスカリバー〟をシンは突き出す。同時に〝フリーダム〟もサーベルを振るったが、それは〝インパルス〟の頭部を裂いたのみ。 そして、〝エクスカリバー〟は――フリーダムの胴部、フェイズシフトの装甲に覆われたそこに深々とめり込んだ。 (やった!) その瞬間、シンは胸中で歓喜の声を上げる。 遂に討った。幾度も戦場を掻き回し、ハイネが死ぬ遠因を作り上げ、ステラを殺した〝フリーダム〟を……彼は討ったのだ。 その手応えが――幻覚ではあろうが――腕に伝わってくる。 次の瞬間。 その場で、見る者すべての網膜を灼くかのような爆発が起きた。 その日は、特にどうといったことのない日だった。とはいえ、この島で過ごす日常というのはそういったものがもっとも望ましい。 誰もが、変化とも思えないような変化を続け……そして、それを誰も気づかない。それが島民たちの望みであり、悲願でもあった。 だから、突如としてその空間が歪んだところで、クノンはさして驚きも抱かなかった。 空間歪曲は、召喚の前触れだ。召喚術のありふれたこの世界では取り立てて珍しいものでもないし、更に言えばこの島は物理的にも魔術的にも不安定である。だから、いつどこで召喚が起きても不思議ではない。 もしもそれが危険なものであるなら、彼女の主なり誰なりを呼べばいい。この〝ラトリクス〟には強力な兵器が多数存在する。生半可な召喚獣では暴れまわることすら不可能だろう。 空間の歪みが大きくなる。そして眩い光を放ち――歪んだ空間は、元に戻る。現れたものは特に何をするでもなく、その場にどさりと落ちた。 そこで初めてクノンは疑問を抱いた。 黒髪で、奇妙な服を着ている。最初は人型の召喚獣かとも思ったが、角もなければ身体が透けているということも、更に言えば機械的な部分もない。至って普通の人間である。シルターンなどには普通の人間がいるが、服装から見るに違う気もする。 どうしたものか。クノンは僅かな間思考したが、取りあえず気を失っている少年を起こすことにした。 抱き起こし、ぺちぺちと頬を叩いてみる。反応はない。 呼吸や脈拍は正常であるから、何か決定的な問題があるということもないだろう。ただの衰弱か。 仕方なく……彼女はその膂力で以て少年を担ぎあげ、リペアセンターへと運ぶことにした。 ――暗闇の中に、シンは一人佇んでいた。 ここはどこだろうか。周囲を見渡せど、あるのは漆黒の空間のみだ。 ……ひどく、冷たい。 「シン……」 不意に。小さく、彼を呼ぶ声がした。そちらを振り返ると、そこには見知った姿が浮かんでいる。 柔らかな金髪と、紅い目。ステラだった。兵器として育てられ、記憶を弄られ、そして〝フリーダム〟によって殺された哀れな少女。 そうだ。自分は〝フリーダム〟を―― 「ステラ! やったんだよ、俺! 君の仇を討ったんだ!」 歓喜に任せて、シンは勢いよくまくしたてた。ここがどこだとか、どうしてステラがここにいるのかとかはどうでもよかった。 ただ、ステラに報告したかった。憎い仇は討ったのだと。自分はやるべきことをやったのだ、と…… だが、ステラの表情は暗い。それに気付いて、シンはふと不安に襲われた。 「どうしたんだ、ステラ――」 「シン……」 ステラは暗い表情で……今にも泣き出しそうな表情で、シンに向かって呟く。 「シン……守るって……」 シンははっとなった。 そうだ。シンは彼女を守ると約束した。けれど、守れなかった。だから〝フリーダム〟を憎んだ。そして、倒した。 けれど、もうステラが帰ってくることはない。無邪気に笑うことも、踊ることもない…… そう思うと、先ほどまでの歓喜が嘘のように空虚な気分になった。 (何を喜んでいたんだ、俺は……?) 喜ぶべきことなど何もない。確かに〝フリーダム〟を討った。ステラの仇を討った。だが、それでどうしたというのだ? あるのはただの自己満足に過ぎない。 急激に、ステラの姿が遠ざかっていく。慌ててシンは手を伸ばしたが、それが彼女の姿に届くことはなかった。 「ステラッ!」 ばっと跳ね起きたシンは、そのまま中空に手を突き出すようにした。 その先に、柔らかな――しかしどこか奇妙な感触を覚える。 「……え?」 シンは背筋を這う違和感に周囲を見渡した。 先ほどの暗い空間も、ステラも、何もない。あるのは機械類に覆われた部屋と――彼の手が掴んでいる、小ぶりな胸…… (……胸?) そろそろと……シンは、自らの手から視線を上へと移行した。 そこには、黒髪の少女の顔がひとつ。 「うわぁっ!? ご、ごめん!」 「お目覚めですか?」 慌てて手を離し謝るシンとは対照的に、少女は何ら感情を移さない瞳で話しかけてくる。 「あ、ああ」 「そうですか」 それだけを少女は告げると、それっきり黙ってしまう。 「………………」 「………………」 しばし間の抜けた睨み合いを続けていたが……シンは降参して、声をかけることにした。 「……ここは、どこなんだ? 俺はどうして……」 「ここは機界集落〝ラトリクス〟です。あなたは召喚されて倒れましたので、私がここに運びました」 抑揚のない口調で、正確に少女は答える。そこにはシンに対して嘘を告げようとする態度など微塵もない。 だが、シンにとってみれば彼女の言っていることは一片たりとて理解できるものではなかった。 (……ラトリクス? それに召喚って……?) まったくもって意味が分からない。いや、単語レベルであれば分からないこともない。召喚。何かを呼び出すこと。シンも昔、ゲームでそういった能力を持ったキャラクターがいたのを覚えている。が、それは所詮フィクションである。現実ではない。 シンは、少女の表情を見つめた。やはり、嘘や冗談を言っている様子はない。 頭痛がした。こめかみを押さえながら、シンは再び尋ねる。 「……すまない。そのラトリクスとか、召喚ってのは何なんだ?」 「まあ、大体予想はついていましたが」 あっさりと少女は言った。 「〝ラトリクス〟は我々機界の住人が住む、この島の一角です。あなたは恐らく別の世界からリィンバウムに……正確にはこの島に召喚されたものと思われます」 彼女が何を言っているのか。しばらく、理解できなかった。 しかし、理解を拒むほどにその言葉は冗長でも難解でもない。子供でも理解できてしまう言葉だった。 だからこそ、じわじわとシンの意識はそれを理解し始め――数秒後、思わず彼は叫んでいた。 「はぁ!?」 前ページ次ページサモンナイトクロス
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天台河原登志夫ヴィルヘルムプロローグ 『セレブリティ ~登志夫ヴィルヘルム様のハイソな旅立ち~』 幼き日、客と向き合う人道的経営を説いてた父の工場が、上位企業間の敵対的買収の余波でなくなった。父自身も、ほどなくして失踪した。 俺は金しか信じない。 大会社を経営する天台河原の祖父は俺に手を差し伸べてくれたが、策を弄した役員に汚職の責任を被らされ失脚した。 俺は金しか信じない。 そして今、そんな役員たちの中で働ける待遇となった俺の周りにも、たかだか17の小僧に対して、とにかく汚い罠が溢れてる。 俺は金しか信じない。 俺は金しか信じない。 ~1~ 朝もや煙る長野の山中に、ふくよかな芳香が舞う。 ダッデリーノ・トマトと溶けた高純度バターの香りが見事に調和し、クツクツと米の炊かれる音が、鼻孔と同時に耳をくすぐる。いずれも産地直送の最高級素材を調理するのは、こちらも超一流のケータリング・シェフ。 朝食である。 三ツ星シェフの粋を凝らして仕上げられたモーニング・リゾットが差し出されたのは、その拓けた地点に腰かける一人の青年。 「フッフフフ、ご苦労。あとで特別ボーナスを振り込もう」 かしずくのはシェフだけではない。青年の背後には、数名の黒い衣服の部下が控えている。いずれの部下も、そして青年自身も、まとっているのは最高級の登山ウェアだ。その機能性、デザイン性は他社の追随を許さない。 特に青年のものは、ハイブランドによる特注品である。おそらくその靴下一足だけで、ゆうに上場企業役員の月収分は下るまい。 服装だけにとどまらず、身だしなみも見事なものだ。 バッチリセットの決まった髪。自然且つ美しいアッシュブロンドに染められている! さりげなく襟元に止めたプラチナアクセ。精緻な銀細工はフランスデザイナーの一点もの! 腕時計はロレックスのゴールドベルト! どれもとにかく金が掛かっている! そんな青年の対面、折り畳み式テーブルの向かい(無論そのテーブル、そしてイスの骨組みは大理石製。しかも精緻を凝らした彫刻に、きらめくダイヤモンドがあしらわれている!)に座っているのは、彼とは対照に中流的……どちらかと言えば「冴えない」中年男性だった。くすんだグレーのマウンテンパーカーは裾が寄れ、靴も履き古し、頭髪も寂しい。 「どうしました? シェフ自慢の一品です。この黒のダイヤ……キロ20万はする最高級トリュフをたっぷり削って食べるのがおすすめですよ」 「は、はあ……へへ」 用意された二人分のリゾットを挟み、青年が笑顔で言う。相手の男は緊張を隠しきれない。 長野の山間で早朝より行われる、あまりにセレブな会食……キャンプとしても些か不似合いなこの光景は、いったい何事か。 それは……商談! しかもおおよそ書類も取り交わされ既に結果も定まった、現場でのブレイクタイムであった! 青年の名は天台河原(てんだいがわら)登志夫(としお)ヴィルヘルム。 総資産100兆円を超える企業グループTENDAIホールディングス御曹司の一人であり、17歳にして役員待遇で経営にも関わっている稀代の高校生なのだ! 「あ、あのう……ところでその、書類まで出た所であれなんですがね、ヘヘ」 「はい? どうしました? ……もしや朝食のリゾットには金粉をかけるのがお好みで? それは失礼を! 今削りたての最高品質を用意しますので……」 今回のプロジェクト要の商談がまとまり、上機嫌の登志夫ヴィルヘルム! しかしその相手、男は歯切れが悪い。これは!? 「い、いや違うんです。あのォ、よく考えたらこの山、2億で買って頂けましたが、もうちょっと価値があった気がしまして……ほら、秋はマツタケも採ったり採れなかったり……」 「……ああ。そうでしたか。では5千万上乗せしましょう。いや気が利かず申し訳ない。私は飲めませんが、酒は如何ですか? 朝からヘネシーやレミーマルタンを一杯なんて、中々できませんよ」 「えっ。ああいやその……」 にこやかな登志夫ヴィルヘルムに対し、曖昧返事なこの男。そう、彼らが会食を行っている山地の地主なのである! 「どうしました?」 「えヘへ……まあぶっちゃけますか。正直ね、私、倍の4億でも足りないと思っとるんですわ」 「おや」 「あのね、小耳に挟んだんだけど、この山、ワタシの山にね、あるんでしょう? スーパーダンジョン? 何でも願いの叶うって噂の洞窟が」 「ほうほう。フフッ、さすがお耳が早い」 「そう! お兄さんもソレ目当てなんでしょ? だったらさあ、もっとそれ相応? のコレ出してくれないと」 「なるほど。ふむ、それでは」 「だから、ここはイッコ私の気が変わらないうちにまず5お」 バシーン! 札束!! 分厚い二百万の束で張り倒された男が、地面に転がる! 登志夫ヴィルヘルムの、汚物を見下ろすまなざし! 「ゴミが……維持費と税金ばかりが掛かり、利便性も薄くまさしくお荷物なこの山を、誰が買ってやると思っている! 俄かにこの地の価値が上昇した幸運は認めてやろう。だが貴様にそれを活かしきる器量があるのか? 昨日までその情報すら掴めなかった愚鈍の分際で! その3億を持ってとっとと失せろ!」 「ヒッ、ヒィィィ~~~ッ!!」 慌てて遁走する男! 金しか信じない登志夫ヴィルヘルムは、既にその様子を見てもいない。彼の視線の先にあるのは、男の席の背後に開く漆黒の洞……長野県某所、通称SuperSpaceダンジョンの入り口である! そう、今まさにこのダンジョンは登記的には登志夫ヴィルヘルムの物となったのだ! 何という悪魔的手口! 金の力でこの地もろともダンジョンを買い上げた登志夫ヴィルヘルムなら、所有権を主張して周囲一帯から探索者を締め出すことも可能だ! このままダンゲロスSSDungeonは終焉を迎えてしまうのか!? 危機! そんな時であった。洞……ダンジョンの入り口から、また一人の男が現れたのは。 黒髪をウルフカットに整えた、端正な面持ちの青年であった。 折野鐘汰(おれのかねた)。 登志夫ヴィルヘルムが土地の買い上げともう一つ、今この地へ赴いた理由である。 折野鐘汰はフラフラと足を進め……登志夫ヴィルヘルムたちの前で膝を折った。黒服の部下たちがざわめく。登志夫ヴィルヘルムも、この様子に彼の『結果』を悟った。 「……何ということだ。兄さんすら敗れてしまうとは」 「ヴィル……すまない……!」 鐘汰がうなだれる。 兄! 無論、血の繋がった本物の兄ではない。だが折野鐘汰は、幼き登志夫ヴィルヘルムが先代天台河原当主に見出され居を写した際、最初に出会い親身になって接した男! 周囲の大人の打算もアリはしたのだろう、だが家族とて信用ならないTENDAIホールディングスにおいて、共に青春を過ごす鐘汰こそが登志夫ヴィルヘルムにとって一番の兄であり、親友であり、腹心となったのだ! 鐘汰の戦闘力は、登志夫ヴィルヘルムもよく知っている。パンツに金を突っ込むことにより、様々な魔術的パンチを実現する魔人能力『汚れし黄金』。そしてストリート仕込みのボクシングファイトを操る精鋭。少なくとも、登志夫ヴィルヘルムの一派では最強の使い手である。 登志夫ヴィルヘルムの願いを叶えるため単身潜行し、昨夜二戦目を突破――無論、登志夫ヴィルヘルム達は知らぬことだが――していたほどの男だ。 そんな彼が敗退してしまうとは。これには、凱旋を祝うつもりであった登志夫ヴィルヘルムも動揺を隠せない。いや、臆してる場合ではない。ここはやはり己が直接攻略するしかないのだ。 「いや……よくやってくれたよ。今日はゆっくり休んでくれ。なぁに、こんな穴倉の一つや二つ、俺がマネーパワーで吹き飛ばしてやるさ」 力こぶを作るポーズで、登志夫ヴィルヘルムがにっと笑う。だが鐘汰はフラフラとそんな彼の脇をすり抜けてしまった。 「お、おい兄さ――」 こんな鐘汰は見たことがない。やはり気落ちしているのか。それともどこか負傷が? 一戦ごとに全て治療されるというが、念のため検査を――。 登志夫ヴィルヘルムが振り返ろうとしたその時だった。 突然、登志夫ヴィルヘルムの右肘が、抉れたように消失した。 「?! え――」 遅れて吹き出す鮮血。自重に耐えきれず、地に落ちる右腕。 「すまない……すまないヴィル……」 こちらを見る鐘汰の瞳は、かつての優しく頼れる兄のものではなくなっていた。 「イ……痛ダアアーッ!!」 「登志夫様!」 「ヴィルヘルム様!!」 「登志夫ヴィルヘルム様!!!」 恐慌に陥る登志夫ヴィルヘルム! 色めきだつ部下! ジャケットを脱ぎ捨てる鐘汰! ズボンを下ろす鐘汰! そこに履かれたトランクスから覗くのは……おお、大量の紙幣! 構えられるは左利きのヒットマンスタイル。体の前面に揺れる左拳の傍らに浮かぶのは……虚空より現れし超自然の鮫の顎! 「すまない……ヴィル……!!」 耐えるような表情の鐘汰! 洗脳とは考えにくい。ダンジョンで受けた変質は、フロア移動の際に復元されるからだ。何よりパンツから覗く紙幣、それは……ドル札! 明らかに探索の際、こちらで用意した予算の万札ではない! ダンジョン内で持ちかけられた、卑劣な籠絡作戦か!? 彼の心中には果たして……何が!? 「ク、ク、ク……」 対する登志夫ヴィルヘルム。彼の口からは、絞り出すような含み笑いが漏れている。それは反逆の兄への嘲笑か、自らを虐する嘆きの発露か。 「ク、クク……まさか、まさか兄さんが俺を裏切るとはな」 「登志夫ヴィルヘルム様!」 「うろたえるな!!」 登志夫ヴィルヘルムの一喝が飛んだ。 立ち上がり、ゆっくりと左だけの拳を構える。 しかし。 「お、お前達は、下がっていろ」 「! と、登志夫ヴィルヘルム様……」 「俺がなんとかする……うっ、ぐふっ」 登志夫ヴィルヘルムの瞳から、涙がボロボロと流れていた。 登志夫ヴィルヘルムは、金しか信じないと公言してはばからない男だ。だがそんな彼にとって、この涙はある種致し方のないものだったのかもしれない。 「ハハッ。そうか金だな? ククッ、金で俺を売ったか」 ――くそ、どうなっているんだ。痛い、めちゃくちゃ痛い。どうして……。 ――俺を誰だと思ってるんだ。登志夫ヴィルヘルムだぞ。なんで……。 ――このウェアがいくらしたか知ってるのか。この一秒でお前の年収なんかカスみたいに飛び散る金を生み出せるんだぞこのド貧乏人が。 ――え~っ税金それだけしか払ってないんですかァ~? ――……どういうことなんだよ兄さん。 「ンン~ならば俺は倍、いや三倍出そう。幾らがいい? 言い値で雇い直してやるぞ」 涙と脂汗にまみれた顔で、登志夫ヴィルヘルムが言う。 鐘汰の返事はない。 「……ユーモアだろ! 滑っただろうが! 俺に恥をかかせるなよ!」 理不尽! 「………………」 しかし鐘汰これも無視! そう、かつては軽口の絶えなかった二人の関係は、今や完全に失われてしまった。両者の間に殺気が奔る。見守る黒服たちも、じりじりと包囲の輪を広げていた。 ……どの道、目の前の男はこのダンジョンの敗北者なのだ。己一人で制圧できなければ踏破など夢のまた夢。登志夫ヴィルヘルムも、黒服たちも。この場にいる誰もが、それを理解していた。 苦難に立ち向かう。 その意味での『戦い』は、これが初めてではない。だが他人任せではない、真にこのSuperSpaceダンジョンをめぐる登志夫ヴィルヘルムの『戦い』は、ここから始まるのだ。 ~2~ その激突は、時間にしてみればごく僅かなものだった。 鐘汰のドル札が、パンツの内部へ引き込まれるように消えた。同時、構えをチェンジ。両拳が、ピストンさながらに激しく上下運動を始める。 蛇のようにしなり、拳自体が無数に分裂してるかのごとく錯覚させられるスピード。 更に、その拳たちが激しく発火し始めたではないか。 ごう。風が吹いた。 ごう。ごう。ごう。ごう。周囲の大地が抉れる。紅蓮の猛火が舞う。 その拳は一息で万軍を薙ぎ払い、その炎は一撃で山野を滅却する。 Bionics Command Mk-2.OROCHI-KNUCKLE + 炎掌「フレイムスロワー」! 『汚れし黄金』ミックスパンチ“火焔太鼓”!! 互いに相手の能力は判っているのだ。 自らの体をテープとしてらせん状に展開する、登志夫ヴィルヘルムの魔人能力『TOSHIO☆SPIRAL PHENOMENON』。 直接的な打撃ダメージは効果が薄い。ならば逃げ場のない制圧的炎で、まるごとに燃やし尽くす! 瞬間、鐘汰の死角から跳んだ「何か」が、左拳の手首と上腕に絡みついた。 これは……テープ! 否、登志夫ヴィルヘルムの右腕である! 「ぐっ!」 不意を討たれた鐘汰、ほくそ笑む登志夫ヴィルヘルム。登志夫ヴィルヘルムの右腕は、先ほど同様肘から血を流し……いや、違う。 血に紛れて、薄い薄い、帯状の肉が伸びているではないか! 鮫の拳に食いちぎられ、自重で千切れたかに見えた腕は、あの時既に極薄のテープとして繋がれたまま、自然落下に擬態されていたのか! テープの粘着力と登志夫ヴィルヘルムの筋力が、鐘汰の左腕をがっちりと縛る。両拳から繰り出されんとした“火焔太鼓”の左側が、完全に止まった。 己から見て右、業炎の安全地帯をかいくぐり、登志夫ヴィルヘルムが一気に距離を詰める。 ――やるじゃないか、ヴィル! 既に事態を把握した鐘汰の顔に笑みが浮かぶ。至近距離、二人の視線が交わった。 あるいは、この瞬間だけは、共に笑い、共に悩み、共に戦った、かつてのいたずら小僧二人に戻っていたのかもしれない。 さあここからどうする? 顔面か? ボディを狙うか? はたまたパンツか? パンツが脱げれば金を突っ込む先もなくなるものな。 鐘汰の自由な右腕は、既に炎もなければ分裂もしていない。 代わりに、頭上には先ほどの何倍もある、実体ある鮫の幻影! ――関係ない、その前に終わらせてやる! “シャーク=冥 土(MADE)”!! 鐘汰が拳を打ち下ろす。防刃仕様のウェアすら容易く食いちぎった鮫の顎が、直撃のカウンターとなって襲いかかる! その時、登志夫ヴィルヘルムの頭部がテープのようにほぐれ、帯状に広がった。 ――ッ!? XM84スタングレネード。ダイヤモンドがあしらわれた超限定ヴィンテージモデル。 登志夫ヴィルヘルムの頭部からまろび出たその筒は、既にピンが抜けている。 「っ、頭――!」 猛烈な閃光が周囲を埋め尽くす。 閃光が収まるより早く。オリンピック金メダリスト超一流コーチ仕込みの背負い投げが、両眼の灼かれた鐘汰を地面に叩きつけた。 ¥ ¥ ¥ 「鐘汰様!」 「折野鐘汰様!」 受け身も取れず地に倒れた鐘汰に、黒服たちが駆け寄る。その腕に運ばれているのは……担架! これは……かつての頼れる味方とは言え、今や薄汚い裏切り者を……看護しようというのか!? 黒服の一人が登志夫ヴィルヘルムに耳打ちする。すると登志夫ヴィルヘルムは消耗した顏を途端に厭らしく顔をゆがませた。ニヤァ! ばさり。小切手が鐘汰へと放られる。 「いやァ~兄さん、お母様がご病気ですって? ちょっと“ケンカ“してる間に調べさせましたが、初耳だなァ~。いえボクは兄さんの事情なんて知りませんけどね? もしかしたら身内に? 何かそんなショッッッボイ理由でボクを裏切る? クソ貧乏野郎が? 存在するかもしれませんからね?」 その顔、筆舌に尽くしがたい醜さ! 「会社の派閥争いって怖いからなァ~! どこで誰が罠を張ってるか判らないよなァ~! あれェ~ところでオレの小切手どこ行ったかなあ~。常に懐に忍ばせてた筈なのになァ~家に忘れて来ちゃったのかなあ~悪用されたら嫌だなあ~~~!」 「……ヴィ」 口を開きかけた鐘汰を、黒服たちが素早く搬送して行った。 「…………どうして言ってくれなかったんだよ」 鐘汰に背を向けたままの登志夫ヴィルヘルム。その小声を、拾えた者は存在するだろうか。 そんな彼の目の前には、ダンジョンへ通じる洞が口を開いている。 黒服が手配した治癒能力の魔人も、まもなくやって来る筈だ。不測の費用だが想定のうち、万全の状態に繋がるだろう。体に隠し武器を仕込む手も、今回は上手く行った。悪くない結果と言える。 実地での前哨戦は終わった。あとは挑戦への一歩を踏み出すだけだ。 ~3~ 今、一人の青年がダンジョンへ足を踏み入れようとしている。 その瞳には野望。その腕には金。 「ついにこの日が来た! 千載一遇のチャンスが!」 登志夫ヴィルヘルムが黒服たちへ吼える。 そう、登志夫ヴィルヘルムの大願を果たすため、俄かに降って湧いたのがこのダンジョンだ。この山地の買収も、いわば最後の下準備! 「俺の願いはこのダンジョンの全容と支配権だ! 俺が勝ち抜いた暁には、このダンジョンの全てを俺の物とする! そして……このダンジョンのステージを余すことなく生かした一大テーマパークとして、市民の皆に提供することを誓おう!」 ゆえに探索者を締め出すなど、苦々しいが言語道断。後に『お客』になるかもしれない者たちにへの対応に、いま不要な落ち度があってはならない! 「行くぞ、この俺自らが踏破する! これよりTENDAI浄化プロジェクト第一シークェンスの仕上げへと移る!」 金は力だ。力は力に集う。そして集った力はそれにより、また新たな力を生む! 自分が指揮する金にあかせたプロデュースならば、大学を卒業するまでの数年の間で巨額の富という結果を出せるだろう。そしてその成果を手土産にTENDAIホールディングス取締役会へと乗り込む。 金という美しい力の奔流で、巨大企業という腐ったモンスターの首を狩る。このダンジョンは、その最初の礎になってもらう! 彼の名は天台河原登志夫ヴィルヘルム。 彼は金しか信じない。 このページのトップに戻る|トップページに戻る
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絶対迷宮グリムのサブ攻略対象。 グリム兄弟の次男。 兄弟思いの優しい青年で、性格は穏やか。 知的で、兄と一緒に研究をしていたが少しドジな一面も。 数年前、ヤーコプと共に突然失踪。 名前 ヴィルヘルム・グリム 年齢 23歳 身長 体重 誕生日 血液型 声優 平川大輔 該当属性 温厚、主人公の従兄弟、緑髪、眼鏡、研究系、史実キャラ 該当属性2(ネタバレ) 『大人、二面性、若干腹黒、若干ヤンデレ、料理』
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ブロンズヘルム(ぶろんずへるむ) 概要 エクシリアに登場した兜系の頭防具。 登場作品 + 目次 エクシリア 関連リンク ネタ エクシリア 男性用の頭防具、兜の一種。物理防御力+87、魔法防御力+89。 Lv11以上の防具屋で買える。 分類 兜 防御属性 - 物防 87 魔防 89 買値 1080 売値 378 特殊効果 - 装備者 ジュード・アルヴィン・ローエン 入手方法 店 防具屋:Lv11以上 拾 キジル海瀑 ▲ 関連リンク ▲ ネタ ▲
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wldcore.bin オフセット +67000h 年齢+1 00002db0 01 ラムザ 00002df4 01 ラムザ以外 2d050~ マップ名の文字表示 2F330~ 座標(ドット単位:中心が(0,0))) グラフィック(番号を変えると財宝や秘境の絵も) 00王都ルザリアFA FF 00 00 BA FF 00 00 00 00 01 01 01リオファネス城AC FF 00 00 95 FF 00 00 00 00 02 01 02イグーロス城44 FF 00 00 C3 FF 00 00 00 00 03 01 03ライオネル城04 00 00 00 5A 00 00 00 00 00 04 01 04ランベリー城5C 00 00 00 24 00 00 00 00 00 05 01 05ゼルテニア城72 00 00 00 B5 FF 00 00 00 00 06 01 06魔法都市ガリランド7C FF 01 01 F4 FF 00 00 00 00 07 01 07城塞都市ヤードーDA FF 01 01 83 FF 00 00 00 00 08 01 08炭鉱都市ゴルランドF4 FF 01 01 D8 FF 00 00 00 00 09 01 09貿易都市ドーターCD FF 01 01 FD FF 00 00 00 00 0A 01 0a城塞都市ザランダF7 FF 01 01 2F 00 00 00 00 00 0B 01 0b機工都市ゴーグ9A FF 01 01 61 00 00 00 00 00 0C 01 0c貿易都市ウォージリス34 00 01 01 81 00 00 00 00 00 0D 01 0d自治都市ベルベニア31 00 01 01 C8 FF 00 00 00 00 0E 01 0e貿易都市ザーギドス98 00 01 01 CE FF 00 00 00 00 0F 01 0fジークデン砦6D FF 02 02 BC FF 00 00 00 00 00 02 10聖地ミュロンド80 FF 00 02 25 00 00 00 00 00 10 02 11盗賊の砦59 FF 02 02 0E 00 00 00 00 00 00 02 12オーボンヌ修道院E3 FF 02 02 0E 00 00 00 00 00 5B 02 13ゴルゴラルダ処刑場FD FF 02 02 77 00 00 00 00 00 00 02 14死都ミュロンド81 00 02 02 47 00 00 00 00 00 00 02 15ベスラ要塞21 00 01 02 0A 00 00 00 00 00 11 02 16ディープダンジョン82 00 02 02 6A 00 00 00 00 00 5A 02 17ネルベスカ神殿59 00 02 02 88 FF 00 00 00 00 00 02 18マンダリア平原52 FF 02 02 E9 FF 00 00 00 00 00 02 19フォボハム平原88 FF 02 02 A4 FF 00 00 00 00 00 02 1aスウィージの森AA FF 02 02 E7 FF 00 00 00 00 00 02 1bベルベニア活火山BA FF 02 02 B9 FF 00 00 00 00 00 02 1cゼクラス砂漠D2 FF 02 02 DC FF 00 00 00 00 00 02 1dレナリア台地90 FF 02 02 CC FF 00 00 00 00 00 02 1eツィゴリス湿原D3 FF 02 02 4D 00 00 00 00 00 00 02 1fユーグォの森B8 FF 02 02 7B FF 00 00 00 00 00 02 20アラグアイの森EE FF 02 02 F5 FF 00 00 00 00 00 02 21グローグの丘F0 FF 02 02 9D FF 00 00 00 00 00 02 22ベッド砂漠2E 00 02 02 ED FF 00 00 00 00 00 02 23ゼイレキレの滝06 00 02 02 05 00 00 00 00 00 00 02 24ドルボダル湿原45 00 02 02 0F 00 00 00 00 00 00 02 25バリアスの丘10 00 02 02 3D 00 00 00 00 00 00 02 26ドグーラ峠18 00 02 02 AD FF 00 00 00 00 00 02 27バリアスの谷24 00 02 02 61 00 00 00 00 00 00 02 28フィナス河5E 00 02 02 CF FF 00 00 00 00 00 02 29ポエスカス湖71 00 02 02 07 00 00 00 00 00 00 02 2aゲルミナス山岳8E 00 02 02 EE FF 00 0000 00 00 02 2F548~ 経路情報(実際の移動) 経路番号x4byteで各経路の情報へのポインタ(このファイルがメモリにロードされたときでのアドレス) ポインタ先には以下のようなデータ 06 02 0F 2C :拠点02と0Fを結ぶ0x06ステップで結ぶ経路であることを示す 44 FF C3 FF 00 00 7F 09 03 00 00 00 :座標、ラムザの向きなど?(以下0x06ステップ) 48 FF BD FF 00 00 41 0B 05 00 00 00 52 FF BA FF 00 00 C4 0B 05 00 00 00 5D FF B9 FF 00 00 D1 FC 04 00 00 00 66 FF BC FF 00 00 00 FC 03 00 00 00 6D FF BC FF 00 00 00 00 01 00 00 00 30F40~ 経路に描かれる線(見た目) 経路番号x4byteで各経路の情報へのポインタ(このファイルがメモリにロードされたときでのアドレス) ポインタ先には線のデータがドット単位で書いてある 31774~ 発生フラグ・イベント 31774+拠点番号x2にある2byte 各拠点へのポインタ(Xとする) 31774+X+その拠点でのイベント番号x2 イベントへのポインタ たとえばオーボンヌは番号12なので まずXは31774+12x2=31798 31798からの2バイトには70 01なので 31774+0170=318E4 318E4には3A 0A 52 0Aとある(オーボンヌには二つのイベント) 最初のイベントは31774+0A3A=321AE 01 00 6E 00 22 00 1A 00 39 00 E8 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 6E 00 22 はフラグ22を示す(セーブデータのどっかにあるフラグ番号と同じ) 39は表示される入り口名(ここでは地下書庫一階)表示名だけでイベントとは無関係 E8はイベント番号 二つ目のイベントは31774+0A52=321C6 01 00 9F 00 01 00 1A 00 3C 00 2D 01 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 こっちは9Fになってるが不明(最終イベントは別のフラグ?) 3Cは表示される入り口名(ここでは地下書庫四階)表示名だけでイベントとは無関係 2D 01はイベント番号 他の形式のも多くこのへんは不明 ちなみに入り口名にもヘルプメッセージがありますがゲームにでてこない入り口にもあります 378C0~ 儲け話 ボーナスや取得Jp、評価値などの実際の数値データは別の場所にある模様(詳細不明) ここで設定できるのは決められた数値の組み合わせ番号のみ 一部組み合わせ内容に例外が存在する 詳細は不明 00 ボーナス ・大成功時にボーナスとして追加されるギル(カッコ内はボーナスの名目) 1 ギル→C:400 B:2000 A:4500(ギル袋 「貿易船ドイング号」のみおだちん) 財宝:400 秘境:? 2 ギル→C:400 B:3500 A:5500(鉱石系売却金) 財宝:2000 秘境:? 3 ギル→C:? B:? A:? 財宝:? 秘境:4500 4 ギル→C:150 B:600 A:3500(ギル袋) 財宝:400 秘境:? 5 ギル→C:400 B:1500 A:3500(謝礼金) 財宝:3500 秘境:? (「もしも願いがかなうなら」のみC:2400 B:3500 A:5500(おだちん)) 6 ギル→C:150 B:600 A:2000(謝礼金) 財宝:400 秘境:? 7 ギル→C:400 B:600 A:2000(おだちん) 財宝:3500 秘境:? 8 ギル→C:3500 B:4500 A:5500(副賞) 財宝:5500 秘境:? 01 基礎評価値 ・各職業の基礎評価値 こことボーナスの項目の数値によって評価値数列が決まる ・数値範囲は1~3 1-1 見:48 ア:40 騎:50 弓:37 モ:50 白:35 黒:35 時:35 召:45 盗:43 話:30 陰:35 風:45 竜:42 侍:40 忍:45 算:45 詩:35 踊:35 も:40 1-2 見:53 ア:55 騎:45 弓:37 モ:45 白:50 黒:50 時:60 召:50 盗:43 話:40 陰:50 風:60 竜:37 侍:50 忍:45 算:60 詩:40 踊:40 も:45 1-3 見:43 ア:40 騎:40 弓:37 モ:40 白:35 黒:35 時:45 召:35 盗:43 話:35 陰:35 風:45 竜:32 侍:30 忍:35 算:45 詩:35 踊:35 も:55 2-1 見:48 ア:40 騎:45 弓:37 モ:50 白:40 黒:35 時:35 召:35 盗:43 話:30 陰:40 風:45 竜:42 侍:45 忍:45 算:35 詩:35 踊:35 も:40 2-2 ? 2-3 見:43 ア:40 騎:35 弓:37 モ:40 白:40 黒:35 時:35 召:35 盗:43 話:35 陰:40 風:45 竜:32 侍:35 忍:35 算:35 詩:35 踊:35 も:55 3-1 見:48 ア:35 騎:50 弓:50 モ:45 白:35 黒:45 時:35 召:35 盗:40 話:30 陰:40 風:45 竜:50 侍:37 忍:45 算:40 詩:35 踊:40 も:30 3-2 見:53 ア:50 騎:45 弓:50 モ:40 白:50 黒:60 時:50 召:50 盗:40 話:40 陰:55 風:60 竜:45 侍:47 忍:45 算:55 詩:40 踊:45 も:35 3-3 見:43 ア:35 騎:40 弓:50 モ:35 白:35 黒:45 時:35 召:35 盗:40 話:35 陰:40 風:45 竜:40 侍:27 忍:35 算:40 詩:35 踊:40 も:45 4-1 見:48 ア:35 騎:55 弓:40 モ:55 白:35 黒:35 時:35 召:40 盗:43 話:30 陰:32 風:30 竜:55 侍:50 忍:60 算:35 詩:40 踊:40 も:30 4-2 見:53 ア:50 騎:50 弓:40 モ:50 白:50 黒:50 時:50 召:55 盗:43 話:40 陰:47 風:45 竜:50 侍:60 忍:60 算:50 詩:45 踊:45 も:35 4-3 見:43 ア:35 騎:45 弓:40 モ:45 白:35 黒:35 時:35 召:40 盗:43 話:35 陰:32 風:30 竜:45 侍:40 忍:50 算:35 詩:40 踊:40 も:45 5-1 ? 5-2 ? 5-3 見:43 ア:35 騎:32 弓:40 モ:32 白:35 黒:32 時:32 召:35 盗:45 話:50 陰:40 風:30 竜:35 侍:30 忍:35 算:35 詩:45 踊:45 も:45 6-1 見:48 ア:35 騎:42 弓:40 モ:42 白:45 黒:32 時:38 召:35 盗:40 話:45 陰:35 風:40 竜:45 侍:40 忍:45 算:40 詩:40 踊:40 も:30 6-2 ? 6-3 見:43 ア:35 騎:32 弓:40 モ:32 白:45 黒:32 時:38 召:35 盗:40 話:50 陰:35 風:40 竜:35 侍:30 忍:35 算:40 詩:40 踊:40 も:45 7-1 見:48 ア:45 騎:42 弓:40 モ:42 白:35 黒:35 時:35 召:35 盗:50 話:45 陰:32 風:30 竜:42 侍:40 忍:45 算:35 詩:45 踊:45 も:40 7-2 見:53 ア:60 騎:37 弓:40 モ:37 白:50 黒:50 時:50 召:50 盗:50 話:55 陰:47 風:45 竜:37 侍:50 忍:45 算:50 詩:50 踊:50 も:45 7-3 見:43 ア:45 騎:32 弓:40 モ:32 白:35 黒:35 時:35 召:35 盗:50 話:50 陰:32 風:30 竜:32 侍:30 忍:35 算:35 詩:45 踊:45 も:55 8-1 見:48 ア:35 騎:55 弓:40 モ:55 白:35 黒:35 時:40 召:35 盗:40 話:35 陰:35 風:30 竜:55 侍:50 忍:50 算:35 詩:40 踊:35 も:40 8-2 見:53 ア:50 騎:50 弓:40 モ:50 白:50 黒:50 時:55 召:50 盗:40 話:45 陰:50 風:45 竜:50 侍:60 忍:50 算:50 詩:45 踊:40 も:45 8-3 見:43 ア:35 騎:45 弓:40 モ:45 白:35 黒:35 時:40 召:35 盗:40 話:40 陰:35 風:30 竜:45 侍:40 忍:40 算:35 詩:40 踊:35 も:55 02 不明 03 不明 04 経費1 05 経費2 経費1+経費2が実際にかかる経費の数値 1、2とも実数ではなく番号で設定 00h:? 01h:0 02h:50 03h:100 04h:500 05h:1000 06h:3000 07h:5000 08h:10000 06 最小日数 07 最大日数 08 仕事No 09 取得Jp ・取得Jpは最終評価値に以下の定数を足したものになる 1 失敗:+0 成功:+1 大成功C:+20 大成功B:+40 大成功A:+50 大成功(財宝):+50 大成功(秘境):+30 大成功(ボーナスなし):+10 2 失敗:+1 成功:+2 大成功C:+30 大成功B:+50 大成功A:+60 大成功(財宝):+60 大成功(秘境):+? 大成功(ボーナスなし):+20 (「恋人への手紙」のみ大成功(財宝):+50) 3 失敗:+1 成功:+3 大成功C:+40 大成功B:+60 大成功A:+70 大成功(財宝):+70 大成功(秘境):+50 大成功(ボーナスなし):+? (「命の価値は?」と「技巧技術コンテスト」は大成功(財宝):+60) 4 失敗:+2 成功:+4 大成功C:+50 大成功B:+70 大成功A:+80 大成功(財宝):+80 大成功(秘境):+60 大成功(ボーナスなし):+? (「貿易船ドイング号」のみ成功:+5 「史上最大の作戦」と「トゥルーロマンス」は大成功(財宝):+70) 5 失敗:+2 成功:+5 大成功C:+60 大成功B:+80 大成功A:+90 大成功(財宝):+90 大成功(秘境):+70 大成功(ボーナスなし):+50 (「もしも願いがかなうなら」のみ失敗:+1、成功:+2 「ミニマム伯爵のゆううつ1&2」のみ大成功(財宝):+80) 6 失敗:+4 成功:+8 大成功C:+90 大成功B:+110 大成功A:+120 大成功(財宝):+120 大成功(秘境):+100 大成功(ボーナスなし):+80 (「ゼロシリーズ」と「チョコボ料理の店」と「誰がために鐘は鳴る」は大成功(財宝):+110) 7 失敗:+5 成功:+10 大成功C:+110 大成功B:+130 大成功A:+140 大成功(財宝):+130 大成功(秘境):+120 大成功(ボーナスなし):+100 8 失敗:+6 成功:+12 大成功C:+130 大成功B:+150 大成功A:+160 大成功(財宝):+130 大成功(秘境):+? 大成功(ボーナスなし):+120 (「ザランダ武術大会に優勝せよ!」と「職人コンテスト」は大成功C:+200 大成功B:+220 大成功A:+240) 0A 報酬1 00h:ギル 01h:財宝 02h:秘境 0B 報酬2 (報酬1がギルでここが00hの時はボーナスなし) 0C 取得ギル ・取得ギルは最終評価値に以下の定数を足したもの×参加した人数になる 1 失敗:+7 成功:+30 大成功:+150 2 失敗:+20 成功:+80 大成功:+400 3 失敗:+30 成功:+120 大成功:+600 4 失敗:+75 成功:+300 大成功:+1500 5 失敗:+100 成功:+400 大成功:+2000 6 失敗:+175 成功:+700 大成功:+3500 7 失敗:+225 成功:+900 大成功:+4500 8 失敗:+275 成功:+1100 大成功:+5500 0D 不明 0E 不明 0F タイプ ブレイブ型が二つあるが同一内容かどうかは不明 01h:フェイス型 02h:ブレイブ型 03h:中庸型 04h:ブレイブ型 10 拠点 11 仕事タイプ 01h:なし 02h:月限定 04h:別の仕事からの派生 12 不明 13 不明 すべて04h 14 有利ジョブ 15 出現時期 16 出現条件 この数字+1のNoの仕事をこなすことで派生する
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カールヴィルヘルム(4)(カール・ヴィルヘルム) デンマークのシュレースヴィヒ=ホルシュタイン=ゾンダーブルク=アウグステンブルク公の系譜に登場する人物。 関連: フレゼリククリスチャンイッセイ (フレゼリク・クリスチャン1世、父) シャルロッテアマーリエヴィルヘルミーネフォンシュレースヴィヒホルシュタインゾンダーブルクプレーン (シャルロッテ・アマーリエ・ヴィルヘルミーネ・フォン・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン=ゾンダーブルク=プレーン、母)
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マクロスなのは 第10話『預言』←この前の話 『マクロスなのは』第11話「地上部隊は誰がために・・・・・・」 周囲は至って静か。バルキリーから出るエンジン音しかしない。 現在VF-25はミッドチルダ領空の海上を飛行しているが、パイロットであるアルトはくまなく周囲を警戒し、レーダーに気を配っている。そう、ここは〝敵陣〟のまっただ中だからだ。 刹那、曇り空の1点が小さく光る。アルトは即座に操縦桿を倒してロール。続いてバルキリーを急旋回させる。 すると同時に青白い光の束が襲い、VF-25のベントラルフィン(垂直尾翼の一種で機体下方に斜めに突き出した小さな整流板)に当たって、転換装甲のキャパシティを削った。 魔力砲撃は2発、3発と続くが、位置の割れた砲撃など避けるのは容易い。 不意討ちに失敗した敵が降下してくる。どうやら敵機はVF-1『バルキリー』のようだ。 バルキリーは第25未確認世界では初の量産仕様の人型可変戦闘機として有名である。しかし、目の前の機体は細部が異なる。随所にVF-25の技術転用が認められ、エンジンも熱核タービンから最新の熱核バーストエンジン(ステージⅡ熱核タービン)になっている。 また、第3世代型エネルギー転換装甲への全換装により純正の機体重量より40%軽くなり、その軽い機体に熱核バーストエンジンという強力な心臓を持たせたため、VF-25から3世代ほど離れたロートルにもかかわらず、その動きは俊敏だった。 VF-1は高度の優位のためか悠々とこちらを牽制しながら近づいてくる。 しかしアルトはそうはいかない。敵機はVFー1だけでなく、他にもどこにいるかわからない。 アルトは可変を駆使して加速と減速を繰り返し、ロックをかわし続けた。そして頃合いを見計らうと機体周囲にハイマニューバ誘導弾を生成する。 「メサイア、誘導を頼む」 『Yes sir.』 対する敵もパイロンに懸架された箱型ミサイルランチャーから魔力推進型のマイクロハイマニューバミサイルを一斉に放ってきた。 アルトはスラストレバーを一杯まで上げて一目散に海面に向かう。 ミサイル達にはアフターバーナーを焚いたVF-25がよほどおいしい獲物に見えるようだ。一目散に向かってくる。 VF-25は海面ギリギリまでミサイルを引き付けると、ガウォークに緊急可変。足を振り出し機体がへし折れるのではないかという機動で海面への激突を回避した。 しかしハイマニューバミサイルもノズル基部に追加展開された偏向・集束バインド(環状魔法陣)を駆使して推力偏向。海面スレスレで急旋回する。だが彼らの目の前にあったのはVF-25ではなく水の壁だった。 実はアルトはミサイルの追尾性能を看破、ガンポッドで海面を掃射していたのだ。 しかし通常水に当たったぐらいで起爆するハイマニューバミサイルではない。 だがミサイル達は重力の加速によりただの水を鉄板と間違えるほどの速度に達していた。 水の雫が信管に当たり、搭載AIは衝撃からそれを鉄板と誤認。内包する力を解放していった。 (*) アルトは次々誘爆するミサイルを横目に、VF-1を流し見る。 どうやら敵機はこちらのハイマニューバ誘導弾に、バトロイドに可変して全火器で迎撃する積極的迎撃を選んだようだ。 頭部対空レーザー砲とガンポッドから魔力砲撃の筋が伸び、誘導弾が墜ちていく。 しかしバトロイドでは出力の関係で高度を維持できないため、徐々に降下してくる。 アルトはこの機を逃すまいとファイターに可変。一気に距離を詰める。 だが突然、背中に悪寒が襲った。アルトは今までの経験からこれは本物だと感じ、反射に近い速さでバルキリーの足だけを展開、エンジンを吹かして横に跳ぶ。 すると案の定今までいた位置にこれまた青白い光に包まれた大口径の〝砲弾〟がすり抜けていった。しかし上からではない。下、つまり海中からの砲撃らしかった。 だが目の前の敵機に背を向けるわけにはいかない。アルトは魔力推進へと全換装された高機動スラスターで機体を上下左右ランダムに振る。 現在VF-25のOT『ISC(イナーシャ・ストア・コンバータ。慣性エネルギーを時空エネルギーに還元蓄積、これによりパイロットにかかる重力加速度を最大27.5Gまでを一定時間無力化する)』とEXギアシステム、そしてミッドチルダ由来の重力制御装置(デバイスに内蔵。この場ではパイロットにかかる重力加速度の相殺に使用する)によってVF-25は一定時間ならば、無人機レベルの機動が可能となっていた。 そんなゴーストもびっくりな機動で続く第2、第3射を回避しながらVF-1に肉薄する。 そのうち友軍への誤射を恐れたのか狙撃が止んだ。 目の前のVF-1も覚悟を決めたようだ。そのままバトロイドでこちらに突撃してくる。 「よし、来い!」 アルトは叫ぶと自身もバトロイドに可変。左腕に装備された防弾シールドからアサルトナイフの柄を抜き放ち突撃する。 勝負は一瞬で決した。 VF-1はVF-11の『GU-15 30mm多目的ガンポッド』を元にしたガンポッドから魔力刃の銃剣を生成し突撃してくる。しかしアルトは突き出された敵のガンポッドを紙一重で左腕の防弾シールドによって上に受け流す。 そして無防備となったコックピットのある胴体を斬りつけた。魔力刃となっているアサルトナイフは確実に相手の戦闘力を奪い、無力化した。 友軍機が撃墜されたため海中からの狙撃が再開された。しかしアルトはそれらを難なくかわす。 当たらない事に業を煮やしたのだろう。敵機が海中から出て来た。 今度の機体はカナード翼が特徴的なVF-11『サンダーボルト』だ。しかし装備されたそのライフルは極めて長大であり、形状はVF-25Gのライフルと寸分の違いもない。 本来重力圏内でそのような重量物を装備すればエンジン出力の大半を持っていかれるはずだが、その動きは俊敏だった。その理由としてはVF-1と同様の熱核バーストエンジンへの換装や、ミッドチルダの魔法技術によってはるかに用途の拡大したOT改『アクティブ空力制御システム』などの新技術の導入などが挙げられる。 それらの機体の改良がこのような重装備を可能たらしめていた。 両機とも低空、それも至近にいたためミサイルは使えない。勝負はガンポッドか近接格闘で着くはずだ。 両者はファイターでヘッドオン(正面から相対)、互いにガンポッドまたはライフルで牽制し合いながら接近する。そして定石通りVF-11は激突寸前にバトロイドに可変し、ピンポイントバリアパンチを放ってくる。 速度の乗ったそれはほぼ必中のはずだったが、アルトの方が1枚上手だった。 当たる寸前にガウォークに可変したVF-25は翼のフラップ(主翼後縁にある小翼。高揚力装置)、スポイラー(主翼上面の稼動板。揚力を減少し抗力を増加させる)を全開。その結果翼の空気抵抗が増大して失速し、VF-11の懐に労せず回り込んで、それの腹にガンポッドの一斉射を叩き込んだ。 (*) 『サジタリウス2の撃墜を確認。サジタリウス小隊、演習を終了する』 撃墜と同時に通信機から渋いが聞き取りやすいいい声。 成層圏で〝演習〟を管理していたAWACS(エアボーン・ワーニング・アンド・コントロール・システム。空中警戒管制システム)、M級レーダー護衛艦改『ホークアイ』だ。 これは元々本局で運用されていた艦である。しかし以前の教導隊の襲撃事件を察知できなかった教訓からミッドチルダ本土のレーダーシステムと航空部隊の指揮管制能力向上のために地上部隊が老朽化から廃艦寸前だったこの艦を本局から払い下げてもらい、反応炉、OTM『時空変動レーダー』、スーパー量子コンピューターと6室にも渡る大型管制所を増設。加えて100人以上の管制員を乗せ、地上部隊の全ての航空部隊の監視と随時の管制を行っている。 艦船のため補給次第で後続能力は無限大であり、転送魔法によって人員の行き来は簡単。 ミッドチルダ全土を24時間見渡すまさしく鷹の目であった。 「サンキュー、ホークアイ」 アルトが応える。 終了の合図とともに、先ほど撃墜した2機がやってきてVF-25と並進を始める。2機ともペイントでぐしゃぐしゃだ。 『隊長、強すぎっすよぅ~』 右側を並走する、管理局の国籍表示マークを着けたVF-1B(性能向上型)『ワルキューレ』から泣きつくような声がする。 彼はアルトの指揮するサジタリウス小隊の3番機、天城義雄三等空尉だ。 「しかしお前らも2週間前、その機体に初めて乗った時よりは上手くなってるぞ。海中からの狙撃は危なかったな・・・・・・考えたのはおまえか?さくら?」 左側を並進する2番機、VF-11G(狙撃特化型仕様)『サンダーホーク』に呼びかける。 『はい。でも水中で弾道が乱れて、なかなか大変だったです』 そう応えるのはこの世界初の女性バルキリー乗りになった工藤さくら三等空尉だ。 「砲弾に魔力を纏わせて弾道と威力を保つとはよく考えてある。あとは少し連射速度を遅くしてよく狙った方がいい。少し急ぎ過ぎてる。・・・・・・いや、そもそも次があると思うな。狙撃は最初の1発目が肝心だからな」 『はい!了解しました!』 彼女はバトロイドに可変、それを使って器用に敬礼した。 (*) その後3機は基地へと向かった。 彼らの基地はクラナガンから200キロ離れた場所に位置している。しかしアルトはある理由のため、コースを大幅にずらした。 海岸線を目視するとモニターで拡大する。 果たして拡大されたカメラ映像には六課の訓練場が写っていた。どうやら今は市街地戦の訓練らしい。 スバルのウィングロードが綺麗な螺旋模様を描いて上昇していき、ホログラムのガジェットを撃破していく。 また、比較的高いビルに陣取り支援射撃するティアナや覚醒したフリードリヒに乗ったキャロ、エリオの姿も確認できる。 なのはも忙しく指示を発していて元気そうだ。 「今日も六課は平常運転だ」 アルトは安心して基地への帰途についた。 (*) 試作航空中隊の基地はまだ作りかけで、着工から1週間しか経っていない。そのため予定されている格納庫は15棟だが、まだ3棟しか完成していなかった。 だがアルトはそれがいいと思っていた。 今11棟目と12棟目で骨組みが組まれているが、組み立てているのはクレーンに代表される重機ではなく、2期生操るVFー1A(初期量産型)だ。 これは2期生達がバトロイドの操作に慣れる目的で行われていて、訓練としては最適だ。また、精巧なバルキリーのマニピュレーターは作業効率を格段に上げていた。 戦闘用のVF-1は第2次生産のB型までで、A型,B型合わせても50数機のみしか生産されていない。しかし製作委任企業である『三菱ボーイング社』とその傘下の中小企業の生産ラインは現在もフル稼働を続けている。それはこのシリーズを民間用デチューン機『VF-1C』としてこの第1管理世界内だけで販売が行われているからだ。 C型の主な変更点としては4つ。 製作コストの安い第1世代型低出力熱核タービンエンジンへの換装。 MMリアクター(小型魔力炉)を積まない。 第3世代型エネルギー転換装甲を通常合金に。(無論各形態で工作機械としてまともに使えるレベルには強力な合金である) 各種オーバーテクノロジーをできうる限り現代レベルの既存の機材に換装。 また、各種武装が取り除かれていることは言うまでもない。 これは利潤を目的とする企業には巨額になった生産設備を最大利用、無駄にしないためには必要なことであり、どうしても避けられない事だった。 そして管理局としても生産コストの低下、予備パーツの供給問題。さらにはバルキリーが活躍する報道(特に重機の入れない場所での災害救助や海難救助、工事現場など)によって世論の支持も強かったため、やむを得ぬとして黙認していた。 すでに50数機が消防・レスキュー部隊、建設業者などに買い取られ、全国で使われていた。 閑話休題。 アルトは基地へのアプローチに入る前に回線を合わせて呼びかける。 「こちらサジタリウスリーダー、フロンティア航空基地管制塔どうぞ」 『こちらフロンティア航空基地管制塔』 「着陸許可を願う」 『現在、スカル小隊の出撃が遅れているため、上空待機願います』 「サジタリウスリーダー了解」 アルトは応えると、回線を閉じる。 どうやら機体の整備がまだ終わってないようだ。 周りは郊外と言えど平原ではなく田園だ。そのため降りる所は基地しかないが、アプローチを断念して横切った下界の基地は、ラッシュアワー時のハイウェイのような様相を呈していた。 基地の試作航空中隊―――――『フロンティア基地航空隊』には1期生達全員が移籍しており、それぞれに機体が配備されている。 構成は、最初にアルトとミシェルに2カ月間徹底的にしごかれた6人の生徒と実戦教官である2人を中心に小隊が組まれ、現在航空隊には予備機を含め56機(VF-1が47機、VF-11を8機、そしてVF-25が1機)、実戦部隊8小隊(3~4機編隊)と第2線を張る2期生部隊(25人、25機。機種は全てVF-1A)を擁している。 この可動機の多さに比して完成した格納庫が少ないことからこの大所帯の整備は難航を極めていた。 しかしレジアスの打ち出した衝撃的な記者会見から3ヶ月、設立から2カ月半。管理局初のバルキリー部隊であるフロンティア基地航空隊の働きぶりは好調だった。 敵出現の報を聞くやすぐさまスクランブルし、音速の数倍という速度を生かして全国レベルでそれを迎撃する(といっても出現率はクラナガンが最も高い)。ゴーストはあれ以来出現していないため、ガジェットⅡ型が主な敵だ。 初期の頃はクラナガンに基地があり、スクランブル慣れした六課に先を越されることが多かった。 しかし8小隊制の確立によってCAP(空中警戒待機。武装して拠点上空で待機し、有事の際は即座に敵を迎撃するという仕組み)が導入されると、六課とかち合うことが多くなった。 現在六課とは撃墜数で競う好敵手になっているためあまり仲が良くない。 しかしケンカにならないのは、ひとえにアルトとミシェルのフォローと今まで地上を守ってくれていた六課への尊敬。そして最も大きくランカ・リーの存在があった。 事実、彼女の超AMFで助かった者も少なくない。 そしてフロンティア基地航空隊設立以来空で管理局に殉職者は出ていない。(航空隊はこの3ヶ月で3機が撃墜されたが、パイロットはいずれも無事脱出) 何だかんだ言っても『ミッドチルダを守りたい』というところで一致する2部隊は、意識的にしろ無意識的にしろ、お互いの存在を心強く思っていた。 アルトが基地に再び目をやると、青に塗装されたVF-11SG(狙撃型指揮官機仕様)を先頭に3機ほどが飛び立つところだった。 スカル小隊はミシェルの部隊であった。 4機はCAPだった自分達と入れ違いに首都へと翼を翻して行く。 アルトは『そろそろ管制塔から通信が入るだろう』と思い、再び回線を開いた。 (*) アルトが基地に帰還しようとしている頃、時空管理局本部ビルの1室では激論を戦わせていた。 クラナガン西部方面首都防空隊の長が額に筋を浮かべて怒鳴る。 「バルキリーなどというものに〝戦力〟として頼るなど、容認できるか!」 それにクラナガンの海岸線を守備範囲にもつ空戦魔導士連隊の連隊長が怒鳴り返す。 「そっちの部隊は半分近くがAランク魔導士だから言えるんだ!うちの部隊など六課と、フロンティア基地航空隊がなけれは既に全滅している!」 今度は広報担当者が 「そんなのだから『時空管理局が質量兵器を採用した』などと、次元世界から批判が出るんだ!」 と、各次元世界の世論調査の結果を記載した紙を叩いて怒鳴る。 これには地上部隊・技術開発研究所所長、田所が言い返した。 「バルキリーは魔導兵器だ!断じて質量兵器ではない!」 「詭弁だな」 「君たちは・・・・・・全てを魔導士に押しつける事が不可能になっている事がわからないのか!?」 ドン! 机が容赦なしにぶっ叩かれ、机に置かれている水に波紋を作らせれた。 そんな田所の激昂ぶりに、陸士西部方面隊(守備範囲は九州全体)を指揮する陸将が言い返す。 「現に我々は今までそうして来た。質が保てないのは君達の怠慢に過ぎない。責任をとりたまえ!」 時代は推移していくというのに、過去を持ち出し責任転嫁。 最早これは理性的な論戦ではなく、ヤジの飛ばし合いだった。 今日ここには地上部隊の各方面、各部門の長が集まっていて総勢80人を超えるが、今そこは2つの勢力に分断されていた。 1つはレジアス中将率いるバルキリー推進を主軸とする革新派。 もう1つは表向きには『管理局の理念を守る』という大義名分を掲げているが、実際には過去と既得権益に縛られている保守派だ。 この会議には特例として本局所属の機動六課部隊長、八神はやて二等陸佐も参加しており、推進を表明している。しかし悪いことは、保守派がほとんどの陸士部隊と一部の空戦魔導士部隊で形成され、推進派より圧倒的に多いことだ。 それは時勢を無視し、自らの利権のみを追求する蛮勇と言えよう。 はやては地上部隊という組織自体が腐敗を始めている事を改めて実感した。 そして議論とはお世辞にも呼べないヤジの飛ばし合いが90分を超えたとき、やっと会議が進む事件が起こる事となる。 シレンヤ氏 第11話 その2へ